人生後半勝負おやじの奮闘記

中年おやじのしくじり人生の振り返りを切々と語るブログです。

夏なので怖い話でも・・(4)

あれは私の息子が幼稚園に通う様になった頃の話。


嫁さんが仲良くなったママ友さん家族と一緒にバーベキューをしたいと言い出したので私としては全然気乗りしなかったんですが参加する事にしました。


かなり広い庭のあるお宅にお邪魔してのバーベキューに集まった家族は4組。


4家族総勢16人での賑やかなパーティーとなりました。


嫁さん達や子供達は開始早々から楽しそうにしていましたが、我々男親連中はそう簡単には距離は縮まりません。


ギクシャクギクシャクしながら酒を飲みつつようやくギクシャク感が薄れ始めた頃、一人のお父さんがこう言い出したんです。


仮に赤さんとします。


その赤さんが言ったのはこうでした。


うちの息子・・・特に下の息子が変な事言うかも知れませんが気にしたり気を悪くしないで下さいね。・・と。


???と思い、変て言いますと・・?と聞くと、


まあ場を悪くするのでとりあえずは黙っておきます。


と言い、かなり濁していましたね。


他のお父さん方は???状態でしたが、私は何となく分かった気がしました。


で、その時は思ったより早く訪れたのです。


・・・。


私がトイレから帰ってくると赤さんの下の息子さんがポツンと佇んでいるんです。


時間が経ち、嫁さんは嫁さん同士、幼稚園女の子組は女の子同士、幼稚園男の子組は男の子同士で遊ぶようになっていました。


残りの幼稚園軍団の弟や妹達でまだベビーカーに乗っている子は当然母親と一緒に居ますので、その赤さんの下の息子さんと私の下の息子の2人がそれぞれ一人で遊んでいるという状態。


で、そんな状況の中赤さんの下の息子さんが私にこう言うのです。


あのおじちゃん誰?・・と。


私はあのおじちゃんはOO君のお父さんやで。・・と説明します。


じゃああのお兄ちゃんは?


あのお兄ちゃんは@@君やで。


じゃああのおばさんは・・?・・と言った感じで全ての人物が誰なのかを私に聞いてきたんです。


途中から頼むから私の嫌な予感が的中しませんようにと祈りながらこのやり取りをしていた事は言うまでもありません。


で、最後に私が説明していないのは私本人だけとなったんです。


そして遂に運命の質問が来ました。




『じゃあおじちゃんは誰・・?』・・と。


内心ホッとしました。


このやり取りが無事に終了した事に安堵の表情を浮かべこう答えたんです。


おじちゃんはOO(息子の名前)のお父さんやで・・と。


するとふ~~んと言って次に私の右隣下方に目線を移しじっと見つめるんです。


ん??と思ってたら・・








じゃあこのお兄ちゃんは・・?



と、私が最も恐れていた質問をしてきたんです。


もう私が最後の筈で、全員の16人分の説明は終わったんですよ。


勿論私の隣には子供なんて居ないんです。


当然そんな事を言って大人をからかったりする様な年齢ではありません。


変な汗を流しながら必死で平静を装いながら 何処にお兄ちゃん居る? と聞くとすっと私の右隣下方を指さし そこ! と即答します。


どう言ってこのやり取りを終わらせようかと本気で困ってましたらようやくその様子に気付いてくれた赤さんがその息子さんを連れて二人で遊び始めてくれました。


で、すみませんでした、さっき言ったのこう言う事だったんですよ。とようやくさっき濁した話を教えてくれたんです。


どうやらこの息子さんには我々には見えない物が見えてしまうらしいのです。


実は赤さん自身も見えてしまうと言うのです。


当然ここに来た時から私の隣にずっと一人の誰からも気付いて貰えない男の子が寄り添っていた事も見えてましたとの事・・。


・・・・。


事の始まりはまだ赤さんが独身時代に一人暮らししていたアパートでの事です。


赤さんの隣の部屋の玄関の前にず~~~~~っと一人の女性が俯いて立っていたそうです。


恐らく見えているのは赤さんだけ。


赤さんは見えるのは見えるのですが、霊能力と言うか霊媒師的な力は無いのですが何となくこの女性はご自身を含めお隣さん家族に対しても害は無いと感じたので特にお隣さんに教える事もせず暮らしていたそうです。


当然結婚前に赤さんの部屋に遊びに来ていた今の奥さんにもです。


で、赤さんと今の奥さんは結婚しこのアパートで暮らしたそうです。


しばらくして上のお子さんが産まれ、そして下のお子さんが産まれました。


赤さんは感じたそうです。


『下の息子にはお隣さんの見えないはずの女性が見えている事に・・。』


・・・。


予感は的中し、下の息子さんが喋れるようになった頃に


『あのおねえちゃん誰?』・・と赤さんに聞いたみたいです。


その話は赤さんだけでは留まらず、奥さんの耳にも入り『どういう事・・?』となり全て説明したそうです。


やはり自分には見えないとは言えどうしても気味が悪いと言う話になり今の家に引っ越したと言う話を聞かせて貰いました。


・・・・。


結局その日は赤さんと心霊的な話ばかりしていた気がします。


で、何となく気味が悪いと言うか私にとって嫌な事を言われたら嫌だなと強く思った私はそれ以降その息子さんとはなるべく絡まない様にしていましたね。


その日以降も何度も私の家にも遊びに来ましたし幼稚園の行事などでも何回も顔を合わす機会はありました。


もしおじちゃんの肩にぶら下がってるんの誰?とか言われたら怖いですからね。


その息子さんもうちも下の息子と同じ年齢なんでもう高校生です。


今でも見えないはずのものが見えたりしてるんでしょうか・・・?


久しぶりにあって話してみたいと思いますね・・。