人生後半勝負おやじの奮闘記

中年おやじのしくじり人生の振り返りを切々と語るブログです。

高校生時代~汚い大人の世界を知る・・3

次の日の部室。


全部員と監督とコーチ陣が揃った所で監督から説明がありました。


『この度我が野球部に新しい形の野球部員父母の会と言うものを設立しました。全部員のご両親にもこの父母の会に入会して頂く事をお願いして欲しい。』


と言うものでした。


その後全部員にプリントが渡され、詳しくはそのプリントを読んで欲しいとの事でこの日のミーティングは終了。


ただそのプリントを見た私を含む一部の部員からは何とも表現し難い声が上がってました。


現在はどうなのか知りませんが、我々の時代は先輩は当然の事監督やコーチに歯向かうとかもっての外で反論や口答えすら認められなかった時代。


精神的に落ち着きを取り戻していた私だったのでこの1年半ほどの部活でも監督やコーチに一切の反論すらする事無く過ごしてきました。


しかしこのプリントを目の当たりにしてさすがに黙ってはいられなかったんです。


それは小学校時代、中学校時代の情緒不安定から来る物ではなく余りの理不尽と言うか汚さと言うかに対する純粋な不満だったんです。


これは私だけが声を上げたのではなく、友達を含む不可解にメンバーから外れた部員全員が声を上げたんです。


その問題のプリントには何が書かれていたのか?


それはまた次回にでも・・・・



等と意味も無くそれほど誰も期待していないのに素人がプロのスタイリストさんや美容師さんに劇的に変身させてもらった姿をCMまたぎで放送するほど無駄な事はしません。


で、そのプリントには一体何が書かれていたのか?


そこには新しく発足した父母の会の役員さんの名前が紹介されていました。


もうお分かりですよね?


そうなんです。


その役員さんの息子連中が全員レギュラーに選ばれていたんです。


父母の会会長の息子。


副会長の息子。


幹事長の息子。


副幹事長の息子。


会計や書記・・等の息子達も全員レギュラーでした。


その他ただ役職が無い役員の息子もちゃっかりと全員背番号を貰ってたんですよね。


私でも相当ムカつきましたので、誰もが絶対にエース番号1番を背負うものと思いながらもベンチにすら入れなかった私の友達は声を上げて監督に父母の会の役員名簿と新人戦でのベンチ入りメンバーとの因果関係について説明を求める抗議をしてました。


しかし監督の返答は・・


『これはただの偶然。メンバー全員の普段の練習に取り組む姿勢などを加味して決めたものだ。役員さんの息子だからと言ってメンバーに入れたものではない。』


『詳しい説明が必要なら野球部部長に問い合わせろ!』


と言うものでした。


誰が見てもレギュラーやメンバーに入れるほどの実力じゃない人間がメンバーに入り、だれがどう見てもレギュラー番号を貰えるはずの人間が揃ってメンバーから外れてるんです。


父母の会の役員さんの息子たちが全員レギュラー番号を貰ってるんです。


毎日毎日全部員が汗を流して練習に取り組んできました。


ある意味監督やコーチ陣よりも至近距離で部員と接してるんです我々は・・・。


私達の方が断然野球に取り組む姿勢は見えているつもりです。


雨上がりの日、全員でグラウンドの水溜りの水抜きをしています。


朝練の後、昼休みの後もグラウンド整備をしています毎日。


偶然でしょうか?


そんな地道な作業をちょくちょくさぼってるのが役員さんの息子どもだって事は・・。


残念ながら役員さんの息子連中全員が実力不足な奴らばかりなんですよ。


だからメンバーを外れた全員が不満に思うのです。


完全に小学生時代の連合体育大会での時と同じ精神状態になってました。


せっかく眠っていたのに、せっかく心の片隅に封じ込めていたのに先生や目上の人間に対する不服を狂った様に詰め寄るあの頃の私が蘇ってしまったのです。


『監督!!!』


と、逃げる様に部室から出て行こうとする監督に大声で呼び止めながら歩み寄っていった私。


その瞬間私の声よりももっと大きな声で私を呼び止めるエースナンバーを背負う筈だった私の友達が居ました。


過去の私をこの男にはすべて話してました。


だからこの時ずっと抑えてきた過去の私が出てしまった事を瞬時に感じ必死になって私を制止しようと動いてくれたのです。


ズカズカと部員をかき分け私の元に歩み寄り私の襟元を掴んでこれ以上私が監督に近付けないようにしたのです。


ザワザワが収まる事も無く監督とコーチは退席し部員だけが部室に残った状態でミーティングは終了しました。


・・・・・。


全部員が仲良しって訳ではありませんでしたが、特に嫌われている人間も虐められている人間も居ないまあまあチームワークが良かった我々野球部でしたが、この日から様子は一変しました。


彼らに非がある訳では無いのでしょうが、自然と役員の息子連中とそれ以外全員とは溝が出来、割と短い時間で一切口を利かなくなっていきました。


そして同級生が5人退部していきましたね。


そんな雰囲気が野球部OB会の耳に入ったらしく、我が校野球部のOBでもある監督とコーチ陣はOB会の緊急OB会会合に呼び出されたそうです。


そこである決議が出たそうですが果たして・・。


長文なんで次回に続く。