人生後半勝負おやじの奮闘記

中年おやじのしくじり人生の振り返りを切々と語るブログです。

中学生時代~情緒不安定と精神安定剤・・4

その近付いてきた生徒は小学生時代の同級生にして今現在でも私の記憶にべったりとこびりついて離れる事無いあの太郎でした。


ほうきと塵取りを持って近付いてきた太郎は私の腕を抱えている先生たちにこう言ったんです。


『先生すみません、タコ坊(私のハンドルネーム)君は悪くないんです。僕が勝手にタコ坊君の体育館シューズを借りたまま返すのを忘れていたからわざわざ取りに来てくれただけなんです。』


・・・。


そしてその後も


『タコ坊君は悪くない、校長室に連れて行くのなら僕も行きます。そして僕が校長先生に説明します‥』


と、必死になって僕をかばい助けようとしてくれたんです。


勿論体育館シューズを貸していたのは太郎ではありません。


正直このクラスに太郎が居る事など知りもしませんでしたからいきなりの太郎の登場に驚きましたしそれよりも必死で私を助けようとしてくれる姿にもっと驚きました。


その太郎の必至な説得により私は校長室行きは免除されたんです。


免除されたものの廊下での説教は続いてましたけどね。


その説教の間太郎は割れたガラスの掃除をやってくれていました。


6年生の3学期に入って卒業するまでの間、太郎に対して毎日の様に罵声を浴びせそして時には暴力を振るっていた私です。


恨まれているのなら納得出来ますが何故ここまで私をかばって助けてくれたのか・・。


・・・・。


説教が終わり、私が暴れていた教室の授業が始まり私はそのまま体育の授業には出ず教室に戻りました。


その後自己嫌悪、後悔、太郎の行動等が頭を巡りどうにも説明し難い精神状態になってた記憶があります。


次の日、私は太郎の所に行きました。


昨日の件で私はこのクラスの生徒からとてつもない冷たい目で見られています。


そんな事よりも昨日の事で太郎にお礼が言いたかったんです。


太郎を教室の外に呼び出すとまたあの頃の様に私にいじめられるんじゃないかと怯えて教室の入り口付近からの私の呼び出しに首を横に振って拒みます・・。


何もしないからと説得し、どうにか廊下まで太郎に出て来てもらいました。


そして昨日の事、更には小学生時代の事を誠心誠意謝りました。


するとにっこりと笑って首を横に振りながらポンと私の肩を一回叩いて教室に戻っていきました。


これで小学生時代の事が許されたとは思っていません。


でもずっと心の中に引っ掛かっていた事が少しだけすっきりした気がしました。


この日以降中学校を卒業するまで一度も太郎と言葉を交わす事はありませんでしたが、今ならあの頃を懐かしみながら酒でも飲めるんじゃないかと思いますね。


・・・・。


この一件から私の情緒不安定は少しずつ改善されていった気がします。


イライラする事も少なくなり、体の発疹も出なくなっていきました。


後で聞いた話ですが例の一件が原因では無く、ただ普通に服用していた薬が効いてきただけだったらしいです。


でもこの時の私は例の一件で何時までもこんな事を続けてはいけないと思いましたしそうならない様に我慢する事にも努めるようになりました。


この件がきっかけなのか精神安定剤が原因なのかはどっちでも良いのです。


とにかく私はこの時期を境に徐々に普通の生活が送れる様になっていきました。


ほとんどの普通の一般生徒からは当然ながら敬遠され続けました。


だからと言って不良グループに属する様な度胸もありません。


と言うかその不良グループからもある意味危ない奴と言う認識をされ、仲良くなる事も絡んで来られる事もありませんでした。


中学を卒業する頃までには上辺だけの友達は数人出来ましたが今思えば寂しい中学校生活でしたね。


・・・・。


今でもたまに酒の席でこの話をする事があります。


まあほとんどの人間が太郎登場からの展開は作り話ではと疑います。


そう思うのであればそれでも構いません。


ムキになって真実だったと言うのも面倒ですからね。


このブログを書くにあたり小学校の卒業アルバム等を見返して見ました。


小学校の卒業アルバムの私の写真は本当に酷い顔をしています。


それよりも酷いのが中学校の入学式の後のクラス写真でした。


もう派出所の犯罪者の顔写真のポスターの様な顔をしています。


特に中学校の方は酷いです。


私の中学校は運動部に入部を希望している男子生徒は入学式の日から坊主頭にしないといけない決まりがありました。


私は野球部に入部を希望していましたから他の部の生徒よりも更に短い坊主頭にしないといけませんでした。


所謂5厘刈りって奴です。


その私の頭を面白がったアウトレイジな下の兄貴に入学早々舐められるなって事でまあまあえぐい剃り込みを入れられたんです。


五厘刈りにえぐめの剃り込み。


更にストレスからくるプチ自傷行為で眉毛もほとんど無いのでそれはそれは人相は悪いですよ。


見た目は最悪ですが中身は至って普段は普通に大人しい13歳の男の子なんですけどね・・。


そりゃあ中味の事等まだお互いに知り合う前にそんな見た目の奴が狂った様に暴れたら気味悪いですよね。


もし私が芸能人とか有名人になったとして『タコ坊の過去写真入手!』みたいな感じでこの写真がネットに流れたらほぼ全員私の中学生時代は超不良だったと思われる事でしょう。


・・・・。


ただ少々の事では発狂しない様になっただけで先生や女生徒に対する気持ちはほとんど変わってはいませんでした。


3年生になる頃にはほとんど問題を起こす事も無くなりとりあえずは何とか自転車で通える距離の公立高校に合格出来ました。


そして卒業。


このまま平穏な生活が送れる事を願った高校生活へと移行して行きます。


続く